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2010年1月

2010年1月31日 (日)

静かな給食10

これも強烈な表現だけど、関係者の視点はとても温かい。それが、感じられないとすれば、やはり歌の力が弱いのだろう。

排泄後きちんと拭き取りできることこの子のこの先死ぬまでの課題

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2010年1月30日 (土)

静かな給食9

これもアイロニーなのだから短歌になるのだ、と自分に言い聞かせて詠まないと、一歩間違うと差別的となる。

喃語にて要求伝へる子どもとの歌の時間は「翼をください」

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2010年1月29日 (金)

静かな給食8

このスタイルというのは、客観に徹するということだ。この歌の場合も、私情はどこにもない。私が唾を捏ね弄んでいるわけではないのだから。

唾を捏ね弄びながら校長の朝の話の終はるのを待つ

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2010年1月28日 (木)

静かな給食7

とりあえず、このスタイルを認めていただいたということは、作歌を続けるうえでの励みになる。

ボタン無きシャツ着ておりぬ異食癖の子の左手をしつかりとつなぐ

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2010年1月27日 (水)

静かな給食6

とある短歌雑誌の投稿欄に、永田和宏氏より選歌をいただく。とてもうれしい。これが、5首選歌のなかの1つ。「個人的な体験」というのは、大江健三郎の障害を持って生まれた実子をテーマにした小説のタイトル。

『個人的な体験』を持つ親たちのかけがへのなき子を預かりぬ

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2010年1月26日 (火)

静かな給食5

こういうのを、60首くらい詠み溜めているのであった。

母親のお迎へを待つ異食癖の子ども路傍の草を掴みぬ

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2010年1月25日 (月)

静かな給食4

最近は介護詠も、多く作られているから、障害児教育をテーマにすることは何もタブーでも何でもないのかと思うけど、困惑するのだろうか。

楽しみにしてゐることはドラえもんだから教へる夜7時の針

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2010年1月24日 (日)

静かな給食3

昨年の4月より、雑誌に投稿しているが選歌はされないでいる。やはり、こういう詠み方はダメなのかと思いつつ、それでも、もうしばらくこのスタイルで読み続けようと、今日に至るのであった。

自らの世界に住まふ子どもらと静かな給食時間を過ごす

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2010年1月23日 (土)

静かな給食2

特別支援学校(養護学校)の日常を詠むなんてのは、私くらいしかいないだろうなんていう気易さで、こんな風に詠んでいる。

言葉なき子が我に訴へるサインはすべて両手ぱちぱち

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2010年1月22日 (金)

静かな給食1

特別支援学校に勤務するようになった去年の4月から、このような歌を作るようになった。

昨晩の発作の数を親からの連絡ノウトで確認のせり

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2010年1月21日 (木)

やさしいテレビ6

テレビが思考力や判断力を低下させる原因のひとつとして、必要のない情報は遮断されているということがいえよう。画面に映る情報は、すべて必要な情報なのだから、取捨選択を迫られることがないのだ。ぼんやりしてても情報が入るわけだから、思考力や判断力は必要ないだろう。つまりは、人にやさしいのだ。

必要のなき情報はカツトされテレビは人にやさしいメディア

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2010年1月20日 (水)

やさしいテレビ5

一億総白痴化なんていう流行語も今は昔。テレビはやさしいメディアとして生き残るだろうというのが、私の予想だ。

白痴にはならずテレビは年寄りにやさしいメディアに変貌しをり

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2010年1月19日 (火)

やさしいテレビ4

若年層のテレビ離れは不可避だろう。であるならば、テレビドラマはわかりやすさを優先していれば、とりあえず高齢者には見放されることはないだろう。

飛行機が飛べば話は旅となるテレビは人を裏切りはしない

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2010年1月18日 (月)

やさしいテレビ3

バラエティ番組にでてくる、えんえんと流れるテロップはデコテロップというらしい。うざったいと思う向きもあろうけど、聴覚に困難性を抱えた人にとっては、あれは字幕となって理解をたすけるものだろう。

聴覚に困難のある子どもらはデコテロップでニュアンスを知る

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2010年1月17日 (日)

やさしいテレビ2

テレビドラマのお約束の数々は、自閉症の人にとっては、とても認知しやすくて、安心して視聴できるという。

海猫が飛べばそこはすなはち海のそばテレビが教へるやさしい符丁

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2010年1月16日 (土)

やさしいテレビ1

テレビというメディアは、弱者にやさしい。これからは、バリアフリーメディアとして、生き残るのではないかというのが、今回の作歌の発想だ。

タレントの喋る言葉がテロツプで流れるテレビは人にやさしい

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2010年1月15日 (金)

テーマは「石」5

今回詠んだ5首のなかでは、これが私としてはいちばん気にいっているけれどね。数年前、「神の手」と呼ばれた考古研究者がいて、そいつの石器の発掘は、あらかじめ自分で埋めたねつ造だったというネタを詠んだ。けど、こんな歌を詠むとは思わなかった。題詠というのは面白い。

朝はやく石器を埋めた少年が大きくなって神の手を持つ

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2010年1月14日 (木)

テーマは「石」4

こいつは、わりとうまく詠めた。説明過多の感じはするけれど。

保健室も居づらくなって石膏のレプリカ群と語りはじめる

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2010年1月13日 (水)

テーマは「石」3

これも「石」を強引に詠んだ感じの歌。

上靴に画鋲があったという君の右手のなかに小さなつぶて

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2010年1月12日 (火)

テーマは「石」2

投稿した歌のなかには、こんなのもある。無理やり「石」を詠んだわけで、強引だったかな。

同調の圧力かかる教室で生きぬくために岩石となる

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2010年1月11日 (月)

テーマは「石」1

笹公人氏の主宰しているネット短歌に、今回も投稿した。テーマは「石」。5首投稿のなかで、この歌を佳作に選歌いただいた。

ポケットのなかの原石僕たちはよくわからない比喩で呼ばれる

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2010年1月10日 (日)

仕事のはじめ10

「ホームレスの方々」なんていう言いまわしは、民主党の国会議員しか言わないんじゃないかしら。私は、近いうち「ホームレス」は、差別語になるかと思っていたけど、まだしばらくは大丈夫のようだね。「乞食の方々」といったら、やっぱり差別的表現になるんかね。

ホームレスも有権者なりテレビにて厚生大臣が方々と呼びぬ

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2010年1月 9日 (土)

仕事のはじめ9

失業率が高いといっても、介護職はもう外国人労働者を雇わないとやていけない状況になっている。これは、アイロニーにしかならない。

外人に介護をされり失業の果てに倒れし日本国民

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2010年1月 8日 (金)

仕事のはじめ8

公設派遣村に保護されたホームレス500余人に、交通費として2万円を支給したことに対して、マスコミは何だ。行政を批判してどうするのだ。もらった2万円で酒を買う、ホームレスの心情を慮へ。完全にギャグじゃないか。

2万円ただで貰へばまつさきにビイル買ふから失業するのだ

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2010年1月 7日 (木)

仕事のはじめ7

実は、私はここ数年、年頭にこのような歌を詠んでばかりいます。つまり、ここ数年、私は同じことを年頭に思っているわけです。けど、それは、つまるところ世の中がここ数年変っていないということでもあります。失業者数の増加も、自殺者の増加も、教員の精神疾患の増加も、結局、何も変っていないということですね。

疑ひもなく伸びてゆく生徒らにマイナス成長の意味を教へる

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2010年1月 6日 (水)

仕事のはじめ6

年間3万人の自殺者も、教師の精神疾患者も、要は、セーフティネットの欠如に由来するといえよう。つまり、私には、この2つの要因は同じに思えるのである。

自殺者の3万余人に精神を患ひし教師も多く数へり

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2010年1月 5日 (火)

仕事のはじめ5

今年も教師の精神疾患による休職者は過去最高となった。これは、毎年のこと。つまり、教師の休職者は毎年、増加しているのだ。もちろん、職を失っている人からみれば、教師はいい身分にみえるだろうけど、年間の3万人の自殺者のなかに、精神を患った教師も少なからずいるのである。

休職と評価制度の関数を解くこともなく仕事始まる

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2010年1月 4日 (月)

仕事のはじめ4

本日が仕事はじめ。といっても冬休み中なので子どももいないので、気を張ることなくソロソロと始動。燃え尽きないように、ソロソロと、ね。

休職者過去最高と新聞に報道されり仕事のはじめ

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2010年1月 3日 (日)

仕事のはじめ3

おそらく、「できる教師」は、正月もダラダラ過ごすことなく、今年の抱負なんかを考えているのでしょうなあ。

おそらくは年頭の抱負なんかをBlogにて書き連ねりし「できる教師」は

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2010年1月 2日 (土)

仕事のはじめ2

「できる教師」というタイトルの本があるんです。私なんか、そんな本、もう恐れ多くて、読む前から尻尾を巻いてしまいます。

朝五時に起きてテストの採点をしてゐるといふ「できる教師」は

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2010年1月 1日 (金)

仕事のはじめ1

年が明けました。今年もどうぞよろしくお願いします。今年のはじまりの歌はこれ。

だらだらと「できる教師」になるための本を読みつつ新年を過ごす

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